その2を書いてから、1年半も経っているので、その3なんて言っても、ピンとこないね
私は、4人兄弟の3番目に生まれました。
そしてただ一人だけ、マルファン症候群という病気に、生まれついてしまいました
もちろん結婚して、子供を生んでからマルファンだと知ったのですが、子供の頃は、姉や兄の身長をいつの間にか追い越してしまっていて、なんでかなぁと思っていました。
姉、兄 弟の3人と私は、全く別の遺伝子を受け継いだかのように、違っていました。
3人は3人とも、幼稚園や小学校では背が低く、一番前で写真に写っています。
ところが私は、当然、一番後ろです。同級生とは思えぬ頭の飛び出しぶり
両極端に違っていました。
『なんで、この子だけは、こんなに縦にばっかり伸びちゃうんやろねえ。』
母が近所の人と会話をしているのを、ブスっとした顔でいつも聞いていました。
5歳も歳が離れた姉の洋服は、次の年になるとすぐにおさがりとして着せられ、たちまちおさがりできないぐらい、追いついてしまいました。
3人は皆、高校生でグーンと伸び、身長は標準になりました。
私は中学生で170センチあり、その後バレーボールをしてから、また少し伸びました。
自分は兄弟とちょっと違う、と気づいてからは、なにか、家族の中でいつも、疎外感を感じていました。
親は親で、たいそうな病気とは思っていなかったけれど、どこかおかしいとは感じていたように思います。元気なんだけど、どこかおかしいとか・・・。
そして、兄や弟は、やはり女としては大きな妹であり、姉であることが、世間にちょっと恥ずかしいという気持ちを、持っていただろうということが、感じ取られました。
特に兄は、小学生のうちに追い抜かされて以来ずっと、妹に見下ろされていたので、おもしろくなかったと思います。
小学校ではきっといじめられるというか、バカにされていたのではないかと思います。
一度だけ、私のことで学校でみんなに笑われたと、母に言っていたのを聞いて、悲しくなったのを覚えています。
そんなことがあって、私は兄とはあまり口をきかなくなりました。
弟とは10歳も歳が離れていた為、小さい弟と大きな私なので、病院に連れて行くと、私の子と勘違いされることが多く、ちょっと嫌でした。
弟は最終的に私より、ほんの少し背が高くなりましたが、やはり一緒に歩くことを嫌がりました。
そんな感じで私は、兄弟とは仲間はずれといった感が強い、暗く寂しい時代があったのを覚えています。
そんな頃いつも思っていたのが、『なんで自分だけ、こんな醜い身体に生まれたんだろう。』ということです。
いくら食べても太らなくて、骨ばった細長い身体、その骨があちこちで少し変形している。
体育の時に、半袖で手を横に伸ばすと、左手がまっすぐにならないのが目立つから、とても嫌だった。
細長い足は、まっすぐ立っていても、気を抜くと膝の部分が、前に曲がるのが普通なのに、後ろへ曲がろうとする。横から見ると、反対に反っている。
みんなが見てどう思っているだろうと、思春期の頃は本当に辛かった。
お茶碗を持っていたら、親指の関節がずれて、落としてしまったり、普通に歩いているのに、突然、足のくるぶしあたりの関節がずれて、つまづいたり、こけてしまったり。
なんでもないことだけど、たいしたこともないことだけど、妙に悲しかった記憶があります。
恥ずかしい
とても恥ずかしい
・・・。
この感情は、大人になって、おばちゃんになっても、未だに抜け切らなくて、人一倍、人の目を気にする性格のまんまです。
自分がこんなに恥ずかしい思いをしたのだから、兄弟もきっと、私のことをからかわれて、恥ずかしい思いをしたのだろうなぁと、しみじみ、今になって思います。
思春期の時は、マルファンということがわからなくて、誰も私の味方をしてくれるものがなく、本当に根暗な時期がありましたが、過ぎてしまえば、何のことはなかった。
暗い性格のようで、ノー天気なO型の私だから、やっていけたのかなぁ。
隣の区まで歩いて、プチ家出もしたことあるし。
歩いているうちに、死にたいとか、消えたいとか言う気持ちは、どんどん流れていって、早く帰らないと、母が心配しているかなって思い、急いで帰ったのです。
美味しいご飯が待っていたので、すぐ、幸せになれました。
今でも人前で裸になる、温泉とかプールとかは乗り気がしませんが、一度きりの人生を思うと、そんなことで悩んでいたら、損だと思うようになりました。
それよりも、もっともっと楽しいことがあるはず。
好奇心も旺盛な私は、そっちの方が気になって、根暗時代を乗り越えられたかなって思います。
今、悩んでいる人がいたら、気にしないで、前に進むことをオススメします。
若いうちにしかできない事って、一杯あるからね。
できるだけ後悔しない人生を送る為に、いっぱい悩んだら、その後はまた、未来に向かって進みましょう。
きっとあなたの為に用意された、素晴らしい人生
が待っているはずですよ
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